投稿日:2012-11-14 Wed
◎シャシ周りの製作塗装を一気に済ませたいので組める所まで組んじゃいました。
あちらこちら、ディティールの再現具合が素晴らしいです。
シャシ後端のナンバーステーですが、右側の屋号表示用(?)の分もちゃんとセットされていました。
インストでは不要部品となっていますが、こういうオマケは有り難いです。
右側はナンバー灯のモールドを切り取っておきます。
インストでは左側に一つ取り付けとなっているスペアタイヤですが、キットにはキャリアとスペアホイールのパーツが2セット入っています。
こちらも1セットは本来不要部品なのですが、バッファロー号にはスペアタイヤが二つ装備されていたようなので、ちょうど良いオマケ部品です。
今ではあまり見かけませんが、当時は道路事情やサービス網が今ほど良くなかったせいか、特に長距離を走るトラックでは同サイズのスペアを複数装備する事があったようです。(スペアタイヤは車両重量に含まれないので、車検証上の最大積載量には影響しない)
毎週のように山道を走るバッファロー号には必需品だったのかもしれません。
プロペラシャフトのパーツが、ちゃんとユニバーサルジョイント部分で分割されています。
この辺のこだわりに、思わずニヤっとさせられるんだな。
シャシ回り&ホイールは半ツヤの黒で塗装。
今回、足回りにはタミヤの『ウェザリングマスター』ってのを使って、ちょっと埃っぽい感じを演出してみました。
女性の使う化粧道具のようですが、使い方はカンタン。
塗料の塊を付属のハケにこすりつけて、対象物をサッサッと撫でるだけ。
汚し塗装の苦手なワタシでも手軽にウェザリングを施す事ができます。
俗に言うドライブラシというヤツですな。
右が使用前、左が使用後ですがわかるかな?
汚しの効果はもちろんですが、パーツのディティールがハッキリするのがいい感じです。
キャブチルトはしない構成なのでエンジンは割とあっさりした印象ですが、ヘッドカバーや排気マニホルドなど、ちらっと見える部分はしっかり再現されています。
しかし、エンジン一体のトランスミッションまで含め、すべて真っ赤の塗装指示は如何なものか。
赤いエンジンって言うとどうしても日野のトラックのイメージなんだよな。
で、ここはカタログを参考に塗装。
あまりキレイなのもアレなんで、こちらもウェザリングマスターをササッと撫でてみました。
ホイールナットは黄ペンを筆さし。
懐かしいな、この作業。
昔は、車検整備の際に必ず(乗用車でも)この黄ペンチェックを行っていたんですよねぇ。
黄色は、タミヤのイエローにちょいオレンジを混ぜて調色しています。
で、タイヤなんですが、スペアタイヤを二個装着する事にしたので一つ足りなくなってしまいました。
なので一つ複製します。
とりあえず『おゆまる』で形取り。
いつもですとパーツの複製にはプラリペアというアイテムを使用するのですが、今回はタイヤという事もあり、実験的にこんなモノを使ってみました。
シリコン系の液状ガスケットです。
エンジンのオイルパンの接合などに使うヤツでして、固まるとゴム状になります。だからタイヤの複製にはピッタリなんじゃないかと。
で、いきなり出来てますが、こんな感じです。
厚く盛ってしまうと中が乾かないので、薄く盛って乾燥…を何回か繰り返しました。
半面取りですから二つ複製して貼り合わせればOK。
貼り合わせにもシールパッキンで隙間を埋めます。
非常にイイ感じなんですが、なんせゴム状なんで切ったり削ったりはチト大変です。
思ったよりイイ感じに出来ました。弾力もキットのタイヤとほぼ同じ。
複製タイヤは目立たないようにダブルタイヤの内側にセットしています。
シールパッキン、ゴム部品の再現には良い感じですが、加工が大変なので使い勝手は良いとは言えませんな。
さて、これでとりあえず下回りの完成。
うん、なかなかカッコイイじゃないですか。
このまま飾っておきたい気もしますが、次回に続きます。
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投稿日:2012-11-02 Fri
さて、模型製作に取り掛かる前に、今回参考とする資料について少々。二台目のバッファローは一枚の写真だけを頼りに製作しました。
(この写真は今でもバッファローの全体像を拝める唯一の物だと思います。)
その後、ネットの普及にともなって、『火曜日のあいつ』についての情報を地道に掘り起こしておりましたが、マイナーゆえか、とにかく情報が少ない(T_T)。
そのくせなぜか『火曜日のあいつ』に対する当局の監視は厳しく、たまにオープニングタイトルなどが動画サイトなどにアップされても速攻で削除されてしまうのが現状なのです。
どうもなにか裏で大きな力が動いているようなんだなぁ(ーー゛)。
それに増して、昨今の違法DL厳罰化の流れもあり、ネット上で画像情報を得るのはますます厳しい状況となっています。
そんな状況ではありますが、数年前、あるお方のご厚意で、わずかに行われた再放送を録画した貴重なビデオを見せて頂く機会がありました。
そのおかげでバッファロー号のディティールについてかなりの情報を得られたのですが、その事が今回FUのキットを購入する大きなきっかけとなったのでした。
とは言っても、手元にあるのは第一話と第四話のみ。ビデオテープからダビングを重ねたもので、画質もそれなりではありますが、それでも一枚の写真から比べれば資料としては雲泥の差です。
(残念ながらこの製作記にビデオのキャプチャ画像を載せる事は出来ません。捕まっちゃいやですからね。悪しからず。)
んな訳で細かい所は例によって想像力で。
まぁ、間違い探しよりも、劇中の雰囲気をうまく再現する事を目標にしたいですね(^.^)。
あ、そうだ。今回は強力な助っ人、実車カタログもあるのでした。(有川さん、感謝感謝です。)
さて、前置きが長くなりましたが、とりあえず製作開始しましょう。
キットがかなり考証された良い出来なので、ストレートに組んでもよさそうですが、箱の写真で一つ気になったのがキャブの高さ。
グリルとバンパーの隙間が若干広いように見えるんだな(・_・)。
とりあえずバランス確認のために仮組みしていきましょう。
基本のフレームだけでこのパーツ量。
気合い入ってるなぁ(@_@;)。
パーティングラインや突き出しピン跡の処理は若干大変になりますが、それでもパーツの合いは素晴らしく良いので、組み立て自体はストレス無く進みます。
とりあえず塗装に支障ない部分まで組み立てた所。
実車同様にリヤのダブルタイヤもホイールが独立しています。以前のトラックのキットでは考えられない事です。
前輪に至ってはクリップナットが別パーツという細かさです。(@_@;)←こればっか
おーっと!やってしまいました。
タイヤまで仮組みしてみたら、なんと後後軸が接地していません。
リーフスプリングの取り付け角度が微妙に違ったようですね(^_^;)。ここはあとでアクスルの取り付け高さを調整します。
ちなみにインストの手順ではタイヤの取り付けは最後になっているので、インストの指示通り進めていたら、すべて組み立て終わった所で愕然とするのですな。
やはり仮組み作業というのは大事なのです。
さて、箱とキャブまで載せてみた所。
やはり箱とリヤタイヤの間隔が気持~ち広いかな?
フロントグリルとバンパーの間隔もしかり。
キャブと箱の位置関係は合ってるようなので、キャブ&箱の取り付けをを一㍉ほど下げてみることにしました。
箱側フレームを一㍉幅で切断しましたが、こういう道具があると楽チンです。
ただ、位置決めピンまで削ってしまったので、代わりのピンを埋めておきます。
改めて仮組み。僅か一㍉でも実車換算では32㍉ですから結構雰囲気は変わりますね。
(・・・と、思っているのはオイラだけかな・・・(^_^;))
フロントマスクもイメージに近くなりました。
さて、とりあえず今回はここまで。
基本の作業が済んだのでサクサクと進めて行ければ良いな。
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