投稿日:2014-04-21 Mon
一応50の大台に乗ったのを記念して(てな訳でもないけど)、満を持してのこの映画ネタ。ワタシが中学生の時、その後の趣味嗜好に大きな影響を与えた映画が公開されました。

巨大なトレーラートラックが駆け回る映画、『コンボイ』。
それまで見たこともなかったアメリカントラックのカッコ良さに、多感(マニアック)な中学生は一発でノックアウトされてしまったのでした。


劇場に足を運ぶきっかけになったのは当時のテレビCMだったのですが、この映像がまたカッコ良かったんだな。
『動き出した。もう誰にも俺達を止める力はない。』のナレーションのあと、一瞬トラックのゴォーッ!という音が入り、続いて『イッツァ、コンボ~イ♪~』と、テーマ曲のサビが流れ、また『宣戦布告。クォンヴォ~イ!』とナレーションが入り、同じサビがリフレインするというCM。
知らない人にはなんのこっちゃですが、このバックに映るトレーラー軍団が、ある種恐怖を覚えるくらいカッコ良かったのですよ。


さながら昔の映画『激突!』のような、ちょっとサスペンス風な映画をイメージしながら劇場に足を運んだのですが、実際のストーリーはかなり現実に即したもので、時おりコメディタッチな描写もあったりして、いささか拍子抜けした記憶があります。
劇中のテーマ曲も、CMで流れていたものよりも、もっと明るく軽快な音楽でした。
このサントラのテーマ曲、CWマッコールの、その名も『CONVOY』という楽曲こそが、この映画の原作というかベースになっているのですね。

ちなみにCMで流れた曲というのは日本のみのオリジナルイメージソング(劇中には流れない)で、作曲は松任谷正隆氏(演奏クレジットはUSコンボイズ)。この曲も実はサビ以外の部分は明るい感じの曲なんであります。


話を戻しましてCWマッコールの『CONVOY』ですが、元々の曲と、映画化が決まってから若干歌詞を変えた曲と二種類存在します。(厳密には劇中で流れる曲も、若干アレンジが異なりますが。)
後者は劇中の人物やクルマの名前がそのまま歌詞に登場し、物語のあらすじそのものといった感じになっています。
その曲はサントラのLPに収められているのですが、このLP、コンボイ以外の曲は複数のカントリーウェスタンのアーティストによる楽曲で構成されており、劇中の挿入曲などは入っていません。まぁ今で言う所のコンピレーション物ですね。

いつの日か、劇伴完全版のサントラアルバムがリリースされると期待しているんですが…もう無理かな(´・_・`)。
ま、テーマ曲の話はこのくらいにして。
ストーリーのほうは今さらという感じもありますが一応さらっておきます(ネタバレ注意)と、些細なことで悪徳保安官とトラブルになって逃走するハメになった主人公『ラバーダック』のトレーラーに、普段からうっぷんの溜まっていた他のトラッカーが共感して次第に彼の元に集まり、結果的に物凄い台数での行進になってしまうというもの。
一行は国境を目指すものの、最後、リーダー(となってしまった)ラバーダックのトラックは川に撃ち落とされてしまいます。
ここで終わるとバニシングポイントみたいな刹那的アメリカンニューシネマに分類されてしまう所なんですが、どっこいラバーダックは生きていたんですね。
ラスト、悪徳保安官に向けて親指を立てて見せるラバーダックと、ヤられたぜ!と大笑いする保安官。なんとも後味の良い、スカッとするエンディングでした。
まぁストーリーはともかく、主役は何と言ってもトレーラートラック達。
特に主人公の乗る黒いケミカルタンクトレーラーは、もうなんとも言えないカッコ良さだったのです。

映画のほうは翌月に公開されたスターウォーズに蹴散らされてしまいましたが、この映画をきっかけに、アメリカントラックに関して静かなブームが始まったのでした。
ちなみに。
『コンボイとは”船団”の事である・・』ってチラシにも書いてありますが、映画『コンボイ』の公開以降、どうもアメリカントラックの総称としてコンボイという言葉が使われるようになってしまいました。

何かの縁でこちらにお立ち寄りいただきました諸兄には、ぜひとも〔コンボイ≠アメリカントラック〕ということだけでも覚えて行っていただきたいと切に願うのであります。
うーん、やはりコンボイについて語り出すと止まらなくなるわな。f^_^;)
そのトレーラートラックについては次回に掘り下げます。( ^ω^ )
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投稿日:2014-04-16 Wed
そう言えば先日の誕生日で50歳の大台に乗っかってしまいました。
思う所も色々とあるのですが、とりあえず今回はさっと流してしまいましょう。*\(^o^)/*
あ、ブログタイトルもそのままでいいか。♪(´ε` )
投稿日:2014-04-01 Tue
そう言えばと思い出した話。ワタシが中坊の頃(もう30数年前ですが)、親戚の兄貴の部屋で見たプレイヤーマガジンに、ちょっと変わったギターの記事が載っていました。
その名も『ガスギター』。
ガスと言うブランドではありません。エレキでは無く、ガスでアンプを鳴らすという超ビザールなそのギター。
オール電化が当たり前の現代のLM楽器ですが、過渡期にはガス駆動の楽器もあったのかと、いたいけな中坊には強烈に印象に残ったのでした。
そのギター、外観はレスポールっぽい普通のギターなんですが、シールドケーブルの代わりに繋がれてるのはガス管。
コントロールパネルにはガスのコックや、種火確認用の小窓などが追加されていました。
話が飛びますが、昔のガス風呂釜って、この種火の点火が結構難しかったんですよね。同年代ならわかるでしょうか。
このガスギターも御多分に洩れず、種火の点火は根気のいる儀式だったそうです。
他にも、誰かがホースを踏んでると音が出なかったり、都市ガスに対応してなくてその度にガス屋を呼んだりと、結構不便な面も。
でもカセットボンベを使えば、ワイヤレス状態での演奏が可能だったとか。
そんなこんなで結局は時代に淘汰されてしまったガスギターなんでありますが、その後、全く話題に上がらなくなってしまいました。
知る人ぞ知る、謎のガスギター。真相やいかに?
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