E.W&Fと長岡秀星氏

2012年06月11日00:13  音楽的な日記 写真あり

古本屋で見つけたイラスト集『長岡秀星の世界』。
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長岡秀星氏は、アースウインド&ファイヤーなどのアルバムジャケットを手掛けた有名なイラストレーターで、この表紙のイラストは言わずと知れたアースのアルバム『黙示録』のジャケットであります。
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秀星氏とアースの最初のコラボはアルバム「太陽神」。
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大ヒット曲「宇宙のファンタジー」で有名なこのアルバム。リーダーのモーリスホワイトの頭の中のイメージを見事に具現化したイラストで、モーリス自身、逆にこのイラストから曲作りのインスピレーションを得てアルバムを完成させたというのはファンの間では有名な話です。
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ワタシ自身も『宇宙のファンタジー』とこのジャケットデザインは強烈にシンクロしており、E.W&Fという音楽集団⇒宇宙的、神秘的なイメージ⇒カリスマ的存在となっていくのでした。

全盛期のアースサウンドは、氏のイラストと共にあったと言っても過言ではありません。

その後、『黙示録』『フェイセス』『天空の女神』『創世紀』と、アースと秀星氏のコラボは続きます。

楽曲同様、毎回ジャケットデザインも楽しみの一つだったのですが、次作『エレクトリック.ユニバース』では秀星氏のイラストは起用されませんでした。

この『エレクトリック~』の時代はコンピュータやシンセサウンドが台頭してきており、前作『創世紀』が不発だった事もあってモーリスは大胆な方針転換をします。
その最たるものが、トレードマークでもあったブラスサウンド、フェニックスホーンズを外してしまった事です。
ジャケットも安っぽいCGイラストとなっていました。
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電子楽器が多用され、ビートも単調になったこのアルバムは、アースらしさは残るものの、ホーンセクションのないアースはクリープを入れないコーヒーみたいなもんで(古っ!)やはりセールス的には大失敗。
で、アースはこのあと長い休止期間に入ってしまうんですね。

そんな事を考えると、やはり秀星氏の手掛けたジャケットというのは、アースサウンドのイメージ作りに一役も二役もかっていたんだなぁと思います。


秀星氏は他にELOなどのジャケットも手掛けています。
ワタシ手持ちのCDで、『パープルロール』というディープパープルのベスト盤があり、このジャケットも氏のイラストなんですが、これはちょっとパープルの曲のイメージとなんか合ってないんですよね…。
When20We20Rock,20We20Rock202020When20We20Roll,20We20Roll

やはり『太陽神』のコラボが最高です。


この本、うれしい事にサイズがLPジャケットと同サイズ。
緻密なイラストは、隅から隅まで見ごたえがあります。

やはりCDではこのワクワク感は味わえないんだよなぁ。

そうそう、この『太陽神』のイラスト。秀星氏の遊び心で「風.林.火.山」の文字が隠されているんですよね。

CDサイズじゃまず見付けるのは不可能。LPレコードサイズならではのオマケですね。


九州の壱岐という所。長岡秀星氏の故郷に『長岡秀星美術館』というのがある(らしい)のですが、ぜひ一度訪れてみたいものです。
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